Breath.

2004年4月21日 Music
『呼吸』と題されたこの楽曲には人々の常なる営みとその中に存在する誰にも知られることのない不完全燃焼し続ける感情が謳われている。
緑の中で彼女の曲を聴くシーンが印象的で。
妙に透けた空と、そこにあるリアルが。
そこで語られる真実が。
痛みを生み出しエーテルで癒してゆく。
回復する傷。
語り部となる詩人が。
ひどく冷めた寝覚めの悪い夢を紡いでゆく。
それは性的部分を帯びて。
eroticな世界を描く。
グライドして広く転じて見える世界。
アラベスクの調べ。
『彼女はドビュッシーに出会う前から知っていたんだ。
 その世界の存在を。』
飽和されてゆく物質は愛の実験を経て生み出された結果。
飛べない翼を持った不完全な天使。
それは人間と称された。
飛べない身体なのに飛行船にどこか懐かしさをおぼえる。
それは空虚な石が体内で共鳴するからか。
飛べたかもしれない自分を思いながら、今日も空を見上げるだけで。

久々に日記復活。
これからもよろしうに。

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