終わりのない問いを続ける少女は答えを求めて彷徨う。
いつまでも果てのない迷宮を幾度となく進み続けて、光を求めた。
その中で少女は漠然とした壁にぶち当たる。
それはまだ見ぬ彼岸の世界のことであったり、わが身に降掛かる恋という名の病であったり。
少女のその小さな肩にはまだ大きすぎる問題で。
それでも彼女はそれらに頭を悩ませる。

空虚な石は彼女にこう囁いた。
『呼吸せよ。君はまだ生きている。』
そう、今答えを出さずともそれは時が解決するものなのだ。
ゆっくり大きくなりなさい。
そして、ゆっくり自分を見つめて生きなさい。
いつも後悔のないように。
そして

                共鳴しなさい。

柚の花咲く夜を纏いし少女へ。
これはあなたへ宛てた手紙です。
迷い悩むことはとても大切だと思います。
だからこそ、あたしは貴女へ。
彼女の歌声を選らんだ。
空虚な石は貴女に答えを導いてくれるはず。
貴女に白いエーテルを。

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